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週末の寝だめに注意!その眠気……「社会的ジェットラグ」かも

週末の寝だめに注意!その眠気……「社会的ジェットラグ」かも

身近にある見逃されやすい睡眠障害

普通の生活の中で「時差ボケ」が起きている

「社会的ジェットラグ」という言葉を知っていますか? 今、睡眠習慣の問題として注目されています。ジェットラグとは、いわゆる「時差ボケ」のこと。時差ボケは、時差の大きな地域へ短時間で移動した際に、体内の生体リズム(体内時計)が乱れて起こる不眠や疲労感などのさまざまな不調をさします。
しかし、体内時計の乱れは、何も海外旅行時などに限ったものではありません。例えば、「平日は出勤のため早く起き、時間の制約がない週末は思い切り寝坊する」「忙しい平日の睡眠不足を、週末の寝だめで解消している」など、一見普通の生活をしている人にも起こり得ます。こうした社会的環境に起因する平日と休日の睡眠時間のズレによる時差ボケ状態、これが社会的ジェットラグの正体です。

睡眠不足に陥りやすい働き盛りはリスクが高い

平日と休日の睡眠時間にズレが生じるのは、その人の生体リズムと、社会的な生活スケジュールが合っていないためです。そもそも日本人は平均的に睡眠時間が短く、海外の人に比べて睡眠が不十分といわれています。会社は始業時間が朝の定時に固定され通勤時間がかかることも多く、学校も8時台の始業がほとんど。一方で街中は深夜まで明るく、遅くまで仕事や勉強をするのが当たり前の人も少なくありません。こうした環境が社会的ジェットラグの潜在化と遷延化を招いているのです。

あなたの社会的ジェットラグのリスクをチェック

全体的に夜型化の傾向にある日本人の睡眠ですが、必要な睡眠量、最適な就寝時間は個人差の大きなものです。また、年代や性別によっても理想の睡眠パターンは異なります。みんなが同じスケジュールでいいとは言えないのです。さらに問題なのは、社会的ジェットラグが起こっていても、眠気をごまかしながら仕事ができたり、多少の不調は一時的なものと考えてやりすごせたりしてしまうことで、自覚しづらく長期的に継続されやすいという点。次のリストで思い当たる項目があるなら、注意が必要です。

□午前中はあまり頭が働かない
□夜遅くなると仕事の効率が下がる
□寝つきが悪く、起きるのが苦手
□休日に寝だめをしている
□休み明けは体がつらい
□昼間に眠くなることが多い
□寝る直前までパソコンやスマートフォンの画面を見ている
□朝型または夜型という自覚がある
□日常的に睡眠不足だと感じている

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